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第28回国民文化祭やまなし2013北杜市主催事業「金田一春彦ことばの学校」


平成25年9月7日(土)午前9時30分〜午後4時 高根ふれあい交流ホール


 全国から方言川柳を募集し、金田一春彦先生の業績にちなんだ「ことば」についてのイベントを開催します。
当日は、直木賞作家三浦しをんさんをゲストにお招きする予定です。
 今回のことばの学校のテーマは「ことばの杜(もり)を歩こう」、方言川柳の題は「食べる」です。

金田一春彦ことばの学校ホームページ

2013年9月7日(SAT)第14回金田一春彦ことばの学校

今年も「金田一春彦ことばの学校」が開催されました。
金田一春彦先生 生誕100周年を迎えた今年は、国民文化祭北杜市主催事業でもあります。
企画委員さんが全員で力を合わせて準備してきて、いよいよ本番を迎えました。

当日は朝から参加者さんを迎えようと準備が進められていました。
まずはエントランスから。

今年は金田一春彦ことばの学校オリジナルグッズも販売しました。メモ帳と一筆箋。
先生の笑顔がステキです。

展示コーナーには、本日出演の三浦しをんさん、倉島節尚先生、金田一秀穂先生著作の本がずらりと並んでいました。

こちらは辞書のコーナー。「舟を編む」の辞書「大渡海」もあります。

ここはとても興味深かったです。
日本には多くの国語辞典がありますが、代表的な国語辞典を男性キャラクターに例えて「くん」付けで呼び、親しみやすく解説してありました。
私的には「ベネッセ」くん、「三国」くんが好みです。

お隣は「辞書ができるまで」について。

映画「舟を編む」で馬締さんや松本先生が行っていた用例採集カードなどが展示されていました。

時間になりましたので、カルチャくんが授業に参加される方々を迎えていました。

入り口ではカワイイひまわりも、まだまだ元気に咲いていました。
いよいよ「第14回金田一春彦ことばの学校」が開校になります!

金田一真澄校長先生、白倉政司市長のあいさつがあった開校式の後、1校時「方言川柳 入賞作品発表と表彰・投票」が始まりました。
今年から「学校賞」が設定されました。長年、学校として方言川柳に取り組んできた学校に感謝状が送られました。
地元、北杜市立泉小学校と泉中学校の2校です。ありがとうございます!

最初は子どもの部 金田一春彦賞から。
よ〜くわかりますね、この川柳。会場からも「あぁ」と声がもれていました。

元気に返事をしてくれたこの男の子の夕飯風景が思い浮かびます。

さすが食べ盛りの男の子の川柳です。

子どもの部の講評は小林是鋼先生、大人の部は玉島よ志子先生、中沢久仁夫先生は総評をしてくださいました。

さて次は大人の部 金田一春彦賞です。福井県から来てくださいました。

今年は国民文化祭の事業でもあるので、「国民文化祭北杜市実行委員会会長賞」が設けられました。

大人の部の「ことばの学校賞」の中から、会場からの投票で特別賞が選ばれます。
来場の方の参加賞として配布された、北杜市特製ボールペンで投票用紙に記入してもらいました。
芯の部分をピーっと開くと北杜市の名所が書いてあり、手を離すとシュルルっと元に戻ります。
集計後2校時のあとに発表されます。

2校時は、このお2人。「心に響く子守唄〜人生の最初に聞きたい歌、最後に聞きたい歌〜」です。

「ねんねんころりよ〜♪」の歌詞も、地方によって違うんですね。
山梨の子守唄もインパクトのある歌詞でした。

北杜市に古くから伝わる民謡「縁故節」を大泉民謡愛好会の3人が披露してくださいました。
会場からも一緒に歌う声が聞こえてきました。「ありゃせー、こりゃせー♪」

島原の子守唄は、この縁故節が元唄なんだそうです!
このあともJAZZの「SUMMERTIME」を藤森さんが演奏したり、とてもおもしろい内容の授業でした!

さて、1校時の最後に会場の皆さんが投票した「ことばの学校賞優秀賞」が発表されました。
「なんちょにか 食べております 年金で」北杜市の古屋さんの作品です!おめでとうございます!
また、来年の方言川柳のお題も発表されました。題は「みる」です!今年以上の応募をお待ちしています。

受賞者のみなさんで、記念撮影!
このあとは、お昼休みに入りました。

会場入り口ではお土産やお弁当、パンの販売がありました。

今日は暑くもなく、ちょうどいい天候だったと思います。

エントランスでは金田一秀穂先生、三浦しをんさんなどの本の販売があり、たくさんの方が購入されていました。

お昼休みが終わり、3校時が始まりました。
校長先生からお話があったように、食べた後は眠くなってしまいますが、直木賞作家三浦しをんさんがゲストでは寝てはいられないです。
7月に映画「舟を編む」をこの会場で上映したのですが、同じ場所で、原作者からそのお話を聞けるなんて貴重な体験です。
この後、大正大学名誉教授で、元三省堂編集長の倉島節尚先生から、辞書編集についてのお話もしていただきました。
あの分厚い辞書をイチから作るなんて、本当にスゴイ仕事だと思いました。

4校時は毎年恒例、金田一秀穂先生の講演会です。
先生の楽しいお話に、会場も毎年盛り上がっています。

たのしい授業もあっという間に終わりになってしまいました。
最後にカルチャくんもお見送りをしていました。みんなに「カワイイカワイイ」言われて、写真撮られたり、話しかけてもらったりしていました。

エントランスでは秀穂先生と三浦しをんさんのサイン会が行われました。お二人とも大人気で長蛇の列になっていました。

こうして第14回ことばの学校は無事終了することができました。本当にたくさんの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。
もう少ししたらもっと詳しいご報告を金田一春彦ことばの学校HPで見ることができます。
来年もまた楽しい内容盛り沢山のことばの学校が開催されますので、たくさんの方のご来場をお待ちしています。

第14回金田一春彦ことばの学校のチラシができました!!

第14回金田一春彦ことばの学校が2013年9月7日(土)、高根ふれあい交流ホールで行われます。
お問合せは金田一春彦記念図書館(0551−38−1211)までお願いします。
詳しくはPDFファイル表 PDFファイル裏をご覧ください。
金田一春彦ことばの学校HP
 

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